式年遷宮の伊勢神宮と熊野三山詣で ⑧熊野那智大社と青岸渡寺と那智の滝 2013年8月
熊野速玉大社を後にして、またまた山の中を進み、今度は熊野那智大社と青岸渡寺・那智の滝に向かいます。こちらも、個人旅行であれば熊野交通の路線バスや定期観光バスでいけるようです。クラツー号は、那智山観光センターそばのお土産屋さんの駐車場に入り、ここから参道である階段を上っていきます。
ここから四百数十段ある階段を登るんですよ~と、ガイドさんに励まされながら、登っていきます。休みなく階段が続くわけではなく、途中平坦な部分もあるので、皆さん快調に登っていきます。
こちらは、那智大社の一の鳥居。まだまだ階段が続きます。
そして、二の鳥居です。こちらの階段が一番急でした。
こちらが拝殿です。那智大社は、古くは那智の大滝をご神体として大巳貴命(おおくにぬしのみこと)をおまつりし、また、親神である夫須美神(いざなみのみこと)をおまつりしていたとのことですが、現在は、那智の大滝そばの飛瀧神社にて大巳貴命をお祭りし、 那智大社では夫須美神を主祭神とされているとのことです。
垣根の向こうに八社殿があるそうです。手前に八咫烏の像があります。日本神話において、八咫烏は、神武天皇の日本統一の際に熊野から大和の橿原まで案内したという故事があり、熊野三山では導きの神として信仰されているとのことです。
三社ではそれぞれに違うデザインの八咫烏が意匠されており、こちらの宝物殿では、このような八咫烏の扉になっています。また有名なところでは、日本サッカー協会のシンボルマークとなっていて、日本代表のユニフォームには八咫烏をデザインしたエンブレムがついています。これは、日本に近代サッカーを初めて紹介した中村覚之助という方の出身が那智勝浦市であることからといわれているそうです。
このほかにも、平重盛の手植えとの謂れの大きな樟などがあります。この木の向こうに行くと、
すぐ隣に、青岸渡寺があります。天台宗のお寺で、西国三十三所の第一番札所とのこと。こちらは本堂です。境内には、有名な景観があります。
青岸渡寺というと、ポスターによく使われるのが、この三重塔と那智の滝が一緒に入った景観だと思います。那智の滝も水量が少なく、少々迫力に欠けますが、とても美しい風景です。
熊野古道に通じる口もありました。続いて、那智の滝にお参りします。
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