式年遷宮の伊勢神宮と熊野三山詣で ⑫谷瀬のつり橋 2013年8月
熊野本宮大社を参拝し、最後に高野山に向かうのですが、ルートは、ず~っと、山道をひたすらバスで走ることになります。熊野本宮大社から168号線を、十津川村を抜けて奈良方面に進みます。2日目の那智山も高い山々が連なり、秘境の雰囲気が十分感じられましたが、この168号線沿いは本当に山また山。この山がまた急峻な山なので、まさに秘境です。
十津川村は、現在の日本では一番大きな村であり、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち、熊野古道の小辺路と大峯奥駈道が通り、玉置神社があります。土地のほとんどが山なので、昔は租税を免除されていたほど。現在では林業、農業、川魚の養殖・加工が主たる産業であり、その地形ゆえ、主に主力発電用のダムがいくつかあります。交通は、奈良県の近鉄大和八木駅~五條バスセンター~JR新宮駅間を約6時間半で走る奈良交通が運行する八木新宮線が1日3便と、五條~十津川温泉間(約3時間)の十津川線が同じく1日3便あるそうです。八木新宮線では、途中何ヶ所かでは、トイレ休憩もするそうです。
熊野本宮大社を出て、1時間半ほど走り、われわれも休憩です。
この谷瀬のつり橋は、十津川の上にかかった、十津川村上野地(うえのじ)と対岸の谷瀬(たにせ)を結ぶ日本一のつり橋だそうです。昭和29年に完成し、その当時で800万かかった費用は地元住民が出し合ったそうです。観光客は徒歩で渡らなければなりませんが、地元住民は自転車などでも渡るそうです。同じツアーの人たちが渡っていくのをみたら、結構横に揺れており、歩き始めてすぐにリタイアする人も居ました。私は最初からリタイアです(^^;)
ここまでの山道でもよく車酔いしなかったなと思うほどでしたし、この先まだ高野山まで山道なので、この休憩時間にお昼を食べました。この日はさすがに昼食を調達する場所がなさそうだったので、ツアー中に頼めるお弁当にしました。「古道歩きの里 ちかつゆ」のお弁当です。さつまいものおこわと、熊野牛の焼肉、うめどりの甘酢あえ、出汁巻き玉子、地物野菜と高野豆腐の天ぷら、ペンネアラビアータで800円。ちょうどよい量で、おこわがおいしかったです。
駐車場にあるトイレもきれいで、これで安心して高野山に向かいます。
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