式年遷宮の伊勢神宮と熊野三山詣で ⑤巨巌そのものがご神体 花窟(はなのいわや)神社 2013年8月
ツアー2日目の朝は、8時半出発。結構早いな~と思っていたのに、他の宿泊団体は皆、お白石持ち行事に参加する人々だったらしく、6時頃には皆さん出発してしまい、8時半で最後の出発団体だったようです。ホテルの方々が手を振って見送ってくれました。
さて、この日はいよいよ熊野に入るのですが、午前中はバスに乗ってただひたすら移動。伊勢自動車道から紀勢自動車道に入って、今の終点は紀伊長島。そこで降りて、お昼の調達とトイレ休憩するのは、「道の駅 紀伊長島マンボウ」。このあたりの海ではマンボウが網にかかるらしく、この名前がついたそうです。食堂と売店があって、結構品揃えもあり、お昼ご飯にめはり寿司などを買いました。
そこからまたまた走り続けて、次の休憩は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録された「花窟(はなのいわや)神社」に隣接された、「茶屋 花の岩屋」。せっかくなので、花窟神社にお参りしました。
こちらは、神社というものの社殿はなく、ご神体は高さ45mの巨巌そのものだそうです。
年に2回の例大祭で、この45mのご神体と境内の松の御神木の間を、170mもの長さの季節の花をつけた大綱を渡す「御綱掛け神事」が行われるそうです。この写真では大綱は切れてしまっていますが、今度の10月の例大祭で新しいものがかけられるのでしょうね。
おまつりされているのは、「いざなみのみこと」と「かぐつちのみこと」だそうです。ご神体の下には玉砂利を敷き詰めた斎場があります。
熊野灘に面してさえぎるもののない大きな岩をご神体とする、古の自然崇拝のかたちがみられた貴重な神社でした。
今回はバスの車窓からながめるだけでしたが、熊野市には、この花窟神社間での間にも、鬼ヶ城、獅子巌、七里御浜といった世界遺産登録の一部となっている史跡・名勝もあります。
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