式年遷宮の伊勢神宮と熊野三山詣で ⑬高野山・奥の院 2013年8月
山また山の道を走り抜けて、ようやく高野山に到着です。3日の朝は、宿の出発が7:30で高野山到着は12時半頃。途中の観光などを除いて3時間半くらいで到着です。
今回がはじめての高野山参拝です。高野山は、弘法大師空海が開いた高野山真言宗の聖地です。「山」となっていますが、高野山という山はなく、金剛峯寺を総本山とする、周囲の117の寺院を含む山全体を高野山というそうです。今回の旅のテーマ、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部でもあります。
中でも今回訪問した奥の院は、弘法大師空海の御廟があり、信仰の源泉となっています。
奥の院のすぐ向かいに一の橋駐車場があります。奥の院には、諸大名のお墓や、祈念碑、慰霊碑の数々が樹齢千年を超える杉木立の中に立ち並んでいます。宗派を問わない、墓地でもあるとのことです。
弘法大師様をお参りする際に唱える、「南無大師遍照金剛」とは、お名前そのもののようです。「遍照金剛」が法号で、大師は、死後に与えられた諡号である「弘法大師」の大師です。真言宗では、弘法大師様は亡くなったのではなく、長い瞑想の上動かなくなったものと考え、高野山奥の院御廟では今も生き続けていると信じて、この「南無大師遍照金剛」とお唱えするとのことです。
何しろ、お墓なので、写真を撮るわけにもいかず、特に御廟の橋からは脱帽の上、写真撮影も禁止でしたので、写真は以上です(^^;)。
御廟の地下、ご入定された場所の近くでは今でも毎日お経があげられています。お近くまで行って、お参りすることができました。
奥の院には、近年になって判明した織田信長の供養塔や、豊臣家の墓所など、誰もが知っているような大名家の墓所などもあり、歴史を感じました。また、高野山には、奥の院以外にも、「大門」や「壇場伽藍」などまだまだ見所がたくさんあり、また来てみたいところでした。
さて、今回の旅もあとは新大阪までバスで送ってもらって、新幹線で帰るのみとなりました。あまりお土産を買っていないのですが、少しだけ。
和歌山県の特産品の金山寺みそです。なすやうりが入った食べる味噌で、両親へのお土産に。
こちらは、麩を浅利などの貝に見立てて、お醤油・しょうがで甘辛く煮たしぐれ煮です。
中身はこのような感じ。見た目よく似てます。食べるとまああさりのしぐれ煮とは食感・コクなどが違うのですが、おにぎりの具にいいかなと。
那智黒とは、碁石で有名な三重県熊野市産出の那智黒石のことですが、結構大きくなるまで、この黒飴のことだと思っていました。親の田舎へ帰省すると必ず買っていた気がします。それもこの黄色のパッケージをよく覚えています。
久しぶりに食べて、懐かしく、おいしかったです。以上、式年遷宮の伊勢神宮と熊野三山への旅、終了です。
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