式年遷宮の伊勢神宮と熊野三山詣で ⑥瀞峡でジェット船観光 2013年8月
花窟神社を出て、30分ほど山道をすすんで、瀞峡のウォータージェット船乗り場の小川口に到着です。瀞峡はとろきょうではなく、どろきょうと読みますが、これは紀伊地方の方言的な読み方ではないかとのこと。和歌山では、ザ行の発音がダ行になったり、ラ行と混同されたりするのですが、たとえば体(からだ)はかだら、残高(ざんだか)はだんだかなど。どろきょうは、ダ行が言いやすい紀州のことばのせいかもしれませんね。
そして瀞峡ですが、和歌山・三重・奈良県に渡って流れる熊野川水系の北山川上流にある渓谷で、観光船が回る瀞八丁は、渓谷の両岸に、巨岩・奇岩・断崖・洞窟などが続く古くからの名勝です。ツアーでない、一般客の乗降は志古乗船場となり、JR新宮駅からバスに乗るか、瀞峡観光を運営する熊野交通では送迎を含めた観光セットプランがあるようですが、ツアーでは、途中の小川口というところから乗船することが多いようです。今回も小川口からの乗船でしたが、時間があったので、バスの中でお昼を食べました。道の駅 紀伊長島マンボウで買っためはり寿司・ホタテの炊き込みご飯・じゃこ天です。
めはり寿司は、おにぎりを高菜でくるんだものです。このめはり寿司は、中におかかが入っていました。高菜でくるんであれば、中は酢飯のものや、具もいろいろだと思いますが、基本はとても素朴なものなのでしょう。
こちらは、おいしそうだったので、思わず購入のホタテの釜飯ご飯。あさりの出汁もきいたおこげもおいしいご飯でした。
じゃこ天は名刺より一回り大きいくらいのものが5枚入って400円。みっちり練られておいしかったです。
そうこうしているうちに、私たちの乗るウォータジェット船がやってきました。
川の水量もあまりないので、どうやって船をつけるのかな?と思いましたが、岸に近づけて渡し板を掛けるだけの簡便さ!2人がけの席が2列で50名ほどが乗れるそうです。
お天気がよいときは天井もこのようにオープンされて、開放感もあります。
ジェット船は結構な速さで疾走しながら、乗務員が見所を教えてくれます。夫婦岩・亀岩・屏風岩・墜落岩・とさか岩・獅子岩・松茸岩・こま犬岩・母子滝などです。乗っているときはどれがその岩なのか、写真を撮ったりなどで必死で、帰ってきて写真を見たらどれだかわからないものも多く(^^;)、わかるものだけご紹介します。
夫婦岩
亀岩
屏風岩
獅子岩。あってるかな?
松茸岩
こま犬岩
母子滝。上のほうが見えませんでした。。
写真をみると見所の箇所の水量は結構あるのですが、そこにたどりつくまでの水量が結構少なく、熊野交通のHPによると、渇水のため9月10日から当面の間、運休するとのことです。水量が回復して、またこの秘境を楽しんでもらえることを願います。鷹(いるのかな?)のような鳥や鵜、鷺などの鳥も見られましたし、ジェット船は結構なスピードなので、スリルと水しぶきで清涼感満点でした。
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