京都市立美術館 ダリ展 充実の展示
- 2016/9/5
- 京都2016年8月
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五山の送り火の翌日は、朝からダリ展を見に、京都市立美術館に。
京都での展示は昨日までで、9月14日からは東京の新国立美術館で開催されます。
ウェスティン都ホテル京都から徒歩10分もかからずに行けます。
裏手の方から敷地に入りましたが、こちらからは入場できません。
平安神宮の鳥居のある正面入り口から入りましょう。
展示場の写真撮影は禁止なので、パンフレットでご勘弁を。
ダリの絵の実物を見たのは、だいぶ前に行ったニューヨーク近代美術館(MOMAですね)所蔵の「記憶の固執」です。
ぐにゃっとした時計が有名な絵ですが、パンフレットにも同じようなぐにゃっとなった時計の絵があるように、今回の展示にも複数でてきたお気に入り(?)のモチーフのようです。
時計モチーフの作品は1945年以降に出てくるので、第2次世界大戦の核兵器の使用による影響があるみたいです。
さらに、この↑一番右の絵は、戦後ニューヨークに住んでいたころ、舞台美術に携わっていたそうで、舞台の背景を描いた絵のようです。
そんな活動をしていたとは知りませんでした。
このように、ダリの生涯と作品の変遷が、順路のお部屋ごとにわかるようになっていて、充実の展示でした。
最後というか、最初というか、この「メイウェストの部屋」という作品だけ、写真撮影が可能です。
この展示の向かい側に鏡があって、鏡を写真に撮ると、2番目のように髪もある人の顔に見えるという仕掛けです。
ウィンクしているように見えますね。
ダリは1989年没ですので、現代の画家。
知っているようで、ここまでまとまった作品を見たことはなかったので、なかなか面白かったです。