貴船の川床 ひろや お料理おいしい。堅苦しくない。
- 2016/9/25
- 京都2016年8月
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盛夏の京都。
夏の京都は日中出歩くと大変なことになるので、今回の旅行のメインイベントは夜でした。
1日目の夜は、「五山の送り火」。
2日目の夜は、「貴船で川床」です。
鴨川の川床ではない、貴船や高雄といった山方面での川床は初めて。
宿泊したウェスティン都ホテル京都で、川床での夕食付プランがあったので、それにしました。
プランは「ひろや」さんで、送迎付きです。
ホテルからひろやさんのボックスカーで約40分くらい。
貴船神社を過ぎたところの川沿いにあるお店です。
お店の中から川床に出るところ。
この日もお天気が不安定で、日中は川床が使えない時間帯もあったとのこと。
このような席がイメージでしたが、水の音がうるさいらしく、実際の席は流れの静かなところに作られていて、思ったより質素(^^;)でした。
飲み物はプラン外なので、最後に飲み物代だけお会計がありました。
私はいつものオールフリー。
お料理は1万~13000円のコースと思われます。
市松豆腐。
黒胡麻豆腐と、白胡麻豆腐を市松模様に盛り付けたもの。
まずまず。
珍味他色々6種盛。
もずく酢、枝豆、もろこの甘露煮、アスパラを蛸で巻いたものにだし巻き玉子。
そしてほうずきの中は、
紅芋のあられ揚げ。
どれも見た目より(失礼!)おいしかった。
次は椀物。
さすがに貴船。
山深いだけあって、徐々に足元が冷えてきたので、暖かいお椀がうれしいです。
お刺身は鮪に鯛、鮭の三種盛り。
氷の器は、本物です。
大きな氷の塊を削って作っているんですって!!
さらに、テーブルによってデザインが違いました!
まぁ、見た目も素敵ですが、夏のお刺身はどんな形であれ、氷であしらわれているとおいしくいただけますね。
ここで、お素麺。
少なく見えますが、けっこうお腹にきます。
初めての川床料理。
メインはこちら!鮎の塩焼です!
粗塩を使った盛り付けもすばらしいですが、焼きたての鮎はとってもおいしかった!!
貴船は、川に藻が少ないそうで、鮎も生臭くないんです。
骨も柔らかくて食べられますよ~。頭はちょっと固いですが、ばりっといってください~。と、軽妙なトークの仲居さん。
お盆の片隅にはお月さま。
鱧の葛打ちに、焼き湯葉などの煮物。
これも暖かくて、ちょっと甘目でおいしい。
そして、鮎に続いておいしかったのが、この賀茂茄子の揚げ出し。
とろっとした食感、あつあつのお出汁との相性。
すでにおなか一杯になっていたのに、ぺろっといただいてしまいました。
御飯はとうもろこしご飯。赤出汁とお漬物。
残念ながら完食できず。
デザートはすいかに、グレープフルーツのゼリーに、青いのは、桃の摘果をシロップで煮たものだそう。
珍しいのでいただきました。柔らかい梅のシロップ煮のような。
お食事時間は2時間弱といったところ。
お会計時に、お土産としてひろやオリジナルのうちわをいただけます。
ホテルから、他2組の方を一緒ですが、毎年通っている方もいて、全色揃いそうだと言っていました。
ひろやさんは、川床座敷の設えは質素でしたが、お料理はおいしかった。満足。
「素晴らしい!!」というわけではないのですが。
見た目が素晴らしくても、冷たい感じのお料理ってあると思いますが、ひろやさんのお料理はちゃんと作られた、人の手を感じるお料理でした。
仲居さんも親しみやすく、緊張しないでお食事ができます。
貴船にはたくさんの川床のお店があります。
これで、一度川床を体験できたので、他のお店にも行ってみたいです。
有名ところとしては、ひろ文さん、右源太さんなど。
これだけ涼しければ、お昼に来てもよさそうです。