壬生寺 本堂・狂言堂特別公開 八木邸 

  • 2017/6/13
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ボリューム満点のモーニングを食べて、「京の冬の旅」で初公開されている狂言堂を見学しようと、壬生寺へやってきました。
が、時間が早すぎた(見学は10時から)ので、壬生寺の隣にある、新撰組の屯所になっていた「八木家」を先に見学することにしました。
現在は「京都鶴屋」という御菓子司さんなので、お店の中で観覧券を購入します。

 


こちらの見学は9時から17時までで、大人1000円。見学後にお茶とお菓子がいただけます。
内部の写真撮影は禁止です。
こちらの邸は、芹沢鴨が暗殺された場所で、見学時にはガイドさんが、新撰組の成り立ちから芹沢鴨暗殺時の様子(隣の部屋で寝ていた八木家の家人が語っていた話などを交えて)をお話してくれます。
邸の中は広くないことにも驚きますし、その中で刀を振り回したので部屋の鴨居に刀傷が残っています。
特に新撰組への興味があるわけではないのですが、ガイドさんのお話は面白かったです。


見学自体は30分くらいですが、邸は昔の建物なので、とても寒く、体が冷え切ってしまいました。
京都鶴屋のお店の中で、屯所餅とお抹茶をいただいて生き返りました。
屯所餅はお餅に壬生菜が練りこまれた大福で、なかなかおいしかったです。

 
八木家の斜め向かいにある「新徳寺」。
新撰組の前身「浪士組」が将軍警護のために召集されたはずが、実は尊王攘夷の先鋒であると清河八郎が演説したお寺で、これに反発した(攘夷に反対)芹沢鴨、近藤勇、土方歳三らが京都に残って作ったのが新撰組だそう。
いや、新撰組について知らなすぎですね。


ちょうどよい時間になったので、壬生寺に。

まずは本堂から見学です。
本尊は延命地蔵菩薩(重要文化財)。
おなじみ、ぶらぶら美術・博物館の放送では、本尊がお地蔵様というのは珍しいと言っていましたね。
写真の左側にちらっと写っているのは千体仏塔。仏像が1000体、円錐型に集められているので、なかなかの威容です。
お堂の中ですが、障壁画が六面、襖絵が八面、二〇〇七年にあだち幸さんという友禅画家の方の作品で囲まれています。
また、鑑真和上像が新しく安置され、唐招提寺にある像と全く同じに作られたそうです。
唐招提寺の鑑真和上像も中国から帰ってきてすぐの公開時に見たことがあるのですが、小さいながら、その苦難の歴史を体現したかのような厳しいお姿に心打たれた記憶があります。
こちらのお像は新しいので、そのような厳しさはありませんが、拝見できる機会が増えたということで、是非見学されてはいかがでしょうか。


今回の壬生寺見学で楽しみにしてきたのは、大念仏堂(狂言堂)です。

壬生狂言の舞台となる建物です。
今回が初めての公開と、ぶらぶら美術・博物館で見て、やってきました。
内部は、1階が舞台衣装や面、小道具が置かれており、2階が舞台・舞台装置が見学できます。
説明員の方のお話も興味深くて、楽しい見学でした。
壬生狂言は春と秋、あと節分の期間に行われ、当日券・自由席のみだそう。当日に来て並べば見れる「かも」だそうです(^^;)

しっかり御朱印もいただきました。ご本尊の御朱印にしました。
いつか、タイミングが合えば、壬生狂言を見てみたいです!

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