初めての祇園祭後祭 山鉾巡行
- 2015/9/5
- 京都2015年7月
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祇園祭後祭のメインイベント、山鉾巡行は、烏丸御池の交差点付近から9時半ごろスタートです。
戦闘先頭は、橋弁慶山。
名前の通り、五条の大橋で戦う義経と弁慶の姿です。
山鉾巡行の順番は、毎年くじで決められるのですが、いくつかの山鉾は「くじ取らず」といって、固定の順番を練り歩くことになっており、橋弁慶山は後祭の1番目と決まっているそうです。
続いては、北観音山。
北観音山もくじ取らずで2番目の巡行。
実は、後祭には「鉾」なはく、鉾のように見える北観音山や南観音山は「曳山」だそうです。
3番目は、役行者山。
宵山ではよくわからなかったご神体。役行者と一言主神と葛城神の3体です。
1番目の橋弁慶山やこの役行者山は、「舁山」といって、御神体人形を乗せて、中国や日本の故事・謡曲などの一場面を見せる形にして巡行を行います。
4番目は八幡山。
「舁山」で、町内に祀られている八幡宮を乗せたものです。
鳥居に鳩が乗ってます。
5番目は鈴鹿山
こちらも「舁山」。
鈴鹿権現の隣?後ろ?に山が見え、その上に立てられた真松(疫神の依代)に鈴の絵が描かれた絵馬が見えます。
この絵馬は、巡行後に盗難除けのお守りとして授与されるそうです。
6番目は南観音山。
ここまで見て、先頭の北観音山が、市役所前の交差点で辻回しに入るので、そちらを見に移動しました。
辻回しでは、車輪の下に、進行方向に向けてたくさんの竹を敷いて、人力で少しづつ角度を変えていきます。
その時、山車の先頭に乗っている音頭取りという人(写真では3人見えています)が、お決まりの掛け声をかけて、それを合図に角度を変えていきます。
ちょっとずつ。
交差点を直角まで曲げなければなりません。
何度も動かして、やっと河原町通へ入っていきます。
再度、南観音山まで戻り、7番目は鯉山。
遠くから見ても鯉の大きさが目立ちます。
8番目は黒主山
9番目は浄妙山。
これは宵山で想像していたのとは、全く違ったのでびっくりしました。
平家物語の中の「宇治川の合戦」の様子を表しているそうで、三井寺の僧兵である筒井浄妙が橋を渡って一番乗りをしようとしたところ、後から来た一来法師がその頭上を飛び越えて先陣をとってしまったところだそうです。
すごいアクロバティック。
この浄妙山と先頭の橋弁慶山は「舁山」の中でも、上に山を作らず、真松も立てない「屋台」という形式だそうです。
最後の10番目は大船鉾で、こちらは「くじ取らず」です。
その姿の通り「船鉾」といい、前祭の船鉾との2体あります。
ここまで見て、チェックアウトの時間が近づいてきたので、一旦ホテルに戻り、荷物をフロントに預けてお昼を食べに出たところ、ちょうど北観音山が戻ってきました。
市役所前ではよく見れなかった辻回しが目の前で見れました。
ホテルの場所が本当によかったです。