鎌倉歴史文化交流館 鎌倉の歴史・成り立ちがわかる!

  • 2018/1/24
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昨年開館したばかりの「鎌倉歴史文化交流館」。

もとは個人住宅であったという建物が素敵そうで、また、鎌倉駅から徒歩10分という好立地。
これは、是非行ってみようと、とある平日に行ってきました。


今回は、鎌倉駅を御成側に出て、住宅街の中を銭洗弁天と同じ方向に歩いてきました。
所々に小さな案内板があるので、それほど迷わずに行けるはずです。
こちらの入り口の向かいには、「雲母」という有名な甘味屋さんがあります。

白梅がちらほらと咲いていました。

建物自体は、2004年の竣工で、フォスター+パートナーズの設計だそうです。
入館料300円。鎌倉市の運営のようです。

入ってすぐのところに、鎌倉時代の畠山氏の赤糸鎧の復元。
獅子?の柄が勇猛というより可愛らしく見えます。

最初の部屋は「通史展示室」。鎌倉の成り立ち・概略がパネルで紹介されています。
2分ほどの映像もあります。

興味深かったのは「頼朝一代記」。歴史物の漫画がありますが、その江戸時代版みたいです。絵も細かいし、字もびっしり。

鎌倉時代の終焉とともに、鎌倉という土地はすたれてしまったそうですが、そのうち鄙びた農村・漁村になり、江戸時代に再びお参り(鶴岡八幡宮へ。と思われます)に訪れる観光地になったようです。今と同じ。江戸(東京)からほど近い観光地ということなのでしょうね。

上の写真や、この絵図を見ても、海から八幡宮へと続く参道「若宮大路」が昔からずっとあったことがわかります。

2つめの展示室は中世の鎌倉での生活様式が紹介されています。
主に出土された器などが展示されており、ハンズオン展示といって、実際に触ってみることができます。

このお部屋でおすすめは、由比ヶ浜から八幡宮にかけての中心部の模型に、各時代の道や寺社などを投影して街の成り立ちや変遷を紹介してくれるコーナー。よく訪れている街ですが、改めて説明してもらうとより親しみがわきます。

これも山にちかいお寺に行くとよく見かける崖の横穴は、この↑やぐらということなのかな?

唐突と思われるような和風建築。
これは、こちらが個人住宅であったときにも使われていたものなのでしょうか?

別館もあります。

永福寺(ようふくじ)の展示がありました。
永福寺は、鎌倉宮にほど近い場所だったらしく、復元・整備されて平成29年6月から公開されています。
それ以前に、偶然行ったことがあり、その時は建物はまだ復元されていなかったので、また行ってみたくなりました。

こちらにもハンズオン展示があります。

本館と別館の間に山に登っていける階段があり、昔はお稲荷さんがあったようです。

ちょっと上ったところですが、向うに海がみえました!写真にはよく写らなかった。。。

こちらは別館。山肌に横穴が見えます。

中世のやぐらだそうです。

上まで上ってきました。
社祠や神狐像、参道鳥居は葛原岡神社へ移設され、今でも大切にお祀りされているようです。
しかし、素晴らしい眺めです。

大正年間には、三井財閥・岩崎家の別荘だったというのもうなずけます。
まだ人も少なく、ゆっくり見学できたので、とてもよかったです。

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