京都迎賓館 自由参観 当日受付が早くておすすめ

  • 2017/12/11
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平成17年4月に開館された京都迎賓館。
NHKにて、海外からの賓客をもてなす特集をみたことがあって、機会があれば、見学したいと思っていました。
見学するには、Webから事前に日時を申し込む方法と、受付人数に余裕が出た分を受け付けてくれる当日受付があります。
twitterにて、当日受付の情報などを出してくれているのを見ていると、わざわざ事前に申し込みしなくても見学できそうだったので、京都に到着後、すぐに行ってみました。


京都迎賓館は京都御所と同じ敷地内の鴨川側にあります。
紅葉が鮮やかです。今年は変な天気でしたが、紅葉はよい年のようです。

日当たりがよいところは、さらに鮮やか。
地下鉄丸太町駅から歩いて行ったのですが、途中に仙洞御所があり、こちらも当日受付があって並んでいる人がいました。
が、当日受付数が少なかったので、仙洞御所は事前に申し込みをした方がよさそうです

そして、京都御所。
案内の人もたくさんいて、全く迷わず、並ばずに、整理券を受け取り、そのまま、建物地下にて受付。
入館料は1人1000円です。
写真は地下がNGで、館内はOK。
荷物は基本的に地下のロッカーに預けます(100円必要。後で戻ってきます)。
トイレも地下のみなので、済ませてから見学に。
音声ガイドも地下で借りられます(200円)。
上の写真↑は、玄関と思いきや、間違えて撮りました。。。
玄関でスリッパに履き替えて入館します。

素敵な行灯

こちらはロビーとして使われる「聚楽の間」。
ソファーの生地は有職織物というそうです。

窓のない空間なので、壁には絵画が掛かっています。
こちらは紅葉が描かれているので、季節ごとに違う画が掛かるのでしょう。

竹工芸は14の伝統技能の一つだそうで。

次のお部屋にすすみます。「夕映えの間」です。
東西に大きな日本画が描かれていて。。。と思ったら、原画をもとにした織物でした!横8.6メートル、縦2.3メートルの大きな織物です。
東側(上)が「比叡月映」、西側(下)が「愛宕夕照」。


夕映えの間から見た池。
お天気がよくて、よい眺めでしたが、雪の日などもきれいそうです。

続いては、晩餐会や歓迎式典などが行われる「藤の間」。
その名の通り、藤が描かれた壁画。。。ではなく、こちらも織物。

金糸も多用されていて、きらびやかです。

テレビの特集で見て、見てみたかったのがこの截金が施された舞台の扉。
すごい細かい。。。
この扉の向こうは舞台になっていて、舞や能、琴・雅楽などが披露されるそうです。

こちらは「桐の間」。
晩餐食が和食の場合は、こちらが会場になるそうです。
海外からのお客様ですから、もちろん掘りごたつ式。
釘隠や襖の唐紙などは「五七の桐」文様で、これは日本国政府の紋章であり、京都迎賓館の紋章だそうです。
そしてなんといっても長い漆塗の座卓!
ゆがみなど全くなくて、そしてこの艶!美しいです。
それでもって、傷などがついても修理が可能というのですから、すばらしい技能です。
 
廊橋の天井には透かし彫り。
可愛らしい遊び心?

廊橋を境に、池の深さが変わっており、こちら↑北側が深く、錦鯉が放たれています。

見所の最後は和舟。
平安貴族のごとく、舟遊びができるそう。
最初に乗ったのは、ブータン国王夫妻だそうです。

開館から10年が経ったという京都迎賓館ですが、まだまだ新築といえそうなきれいさ。
伝統技能の粋が集まっていますので、是非行ってみていただきたい!
そして、今ならまだ見学者が多くない(というか、1日の受付人数が結構多い)ので、事前に申し込まなくても、10時の整理券配布時間に行けば、すんなり入れる日も多いはず(午後でも整理券が残っていることも多いようですが、詳細は京都迎賓館のtwitterをフォローしていください)。
事前申し込みの方は、厳密にその時間になるまで待たされていましたので、その点も、朝一かつ当日受付が早いです。
バスツアーにも組み込まれているようですので、これからますます見学者は増えるかもですね。

年に1,2回は訪れる京都ですが、今後は、申し込みが必要なところ(修学院離宮とか、桂離宮とか、そうそう仙洞御所も)も回ってみたいと思っています。

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